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My memories・・・思い出の一枚・・・≪平山竜成≫

チームメンバーそれぞれにもっとも思い出に残る1枚の写真について語ってもらう企画です。
第10回目の今回は、今季の駅伝・ロードシーズンに向けてひときわ闘志を燃やす平山選手に語ってもらいました。


2004年6月6日  佐賀県高校総体陸上男子5000m決勝
於:佐賀県総合陸上競技場

写真1番左の坊主頭の選手が私です。

当初は、陸上以外の思い出について語ろうとも考えていましたが思い出の写真というと、やはり陸上の物しかみあたらず、高校時代最も印象に残ってる写真を選びました。
 
 
私は、初めて郷里の佐賀県伊万里市を離れ鳥栖工業高校に進学しました。伊万里から鳥栖は地理的に県の端と端にあり、通学できる範囲ではなかったので先生の家で下宿させていただきながら高校3年間を過ごしました。

下宿生活では当然ながら洗濯、炊事、掃除など自分でしなければいけない決まりで、今まで親に何もかもやってもらっていたので、当たり前のことがとてもきつく感じました。また、共同生活になリ周りに気を使う場面も多く、正直あまりいい思い出がないなという感じがします。(笑)しかし、振り返って思えばこの生活環境で過ごした日々があって親への感謝の気持ちや、礼儀など学ぶ事ができ、高校卒業後にいろんな場面で活かすことができている思います。苦い思い出も今ではいい経験だったと自分に言い聞かせています!
 
 
この写真は、そんな高校生活が始まって間もない1年生の時に、チャンスをいただいて出場した5000mの試合で(それも県大会で)まさかの優勝を勝ちとった時のゴール写真です。(見ての通りギリギリですが)ラスト1周で離されてしまったのですが、諦めずにラスト50mで追いついて胸一つ分で勝った瞬間です。まさか勝てるとは思ってなかったので、この時の興奮や達成感はどう表現していいのか・・・とにかく、嬉しかった事が忘れられません。

今でもこの写真を見ると、あの時の何ともいえない感覚がよみがえります。もう1度この感動と興奮を味わいたいという思いが、陸上を続けるモチベーションになっていると思います。

社会人になって、自分の思い描いたような走りができず苦しいことが多いですが、そんな時にこの写真を見て自らを奮い立たせています。純粋に陸上競技が好きだということを思い出させてくれる私の大切な1枚です。

平山 竜成