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【選手コラム】林 慎吾「長崎の西の果て」



選手たちに自身に語ってもらうコラムです。
第13回目は、入社4年目の林 慎吾選手に語ってもらいました。



私は九州の最西端、長崎県から西に100kmに位置する小さな島「五島列島」の出身です。大きくは5つの島(中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島)から構成されており、私はその中の福江島に住んでいました。
五島列島の名前の由来も、5つ島があるからだそうです。海産物をはじめ、全国的にも有名な「五島うどん」「かんころもち」「椿油」など、五島ならではの食べ物や土産物が数多くあります。

私が住んでいた福江島はとても魅力ある島です。
多くの名所が存在し、福江島一辺を見渡せる「鬼岳火山郡」、九州最後に夕日が沈むところ「大瀬崎灯台」、日本一美しい砂浜と評判の「高浜海水浴場」など、一度行けば忘れられない場所ばかりです。

▼写真1 高浜の景色

▼鬼岳火山郡の景色

最近では、福江島ならではの自然豊かな地を利用して、多くの方々の来島を目的としたスポーツ合宿誘致事業や観光地ツアー、ダイビング体験なども行っており、島全体のアピールを図っています。
釣り人からは「釣りの聖地」とも言われているそうで、島全体を囲む綺麗な海から釣れた魚はとても美味しいことで有名です。餌を付けて糸を垂らしておけば何かしら釣れるので、釣り初心者でも気楽に楽しめるところも福江島の魅力の1つです。

私は福江島に中学卒業までの15年間住んでいました。
そのうちの半分は陸上に費やしており、県大会から全国大会まで多くの舞台を経験することができました。
その中でも特に印象深い大会は、中学3年時に出場した「長崎県中学駅伝競走大会」(以下、同大会)です。
この大会は、優勝すると全国大会への切符を手にすることができる大会だったので、チーム全員で優勝を目標に努力しました。
当時の陸上部は長距離の部員が少なく、半分以上は他の部活から来た「仮入部員」でしたが、練習をサボったりする選手はおらず、みんな真面目に取り組んでくれました。当然彼らは自分の部活もあるので、「自分の部活も行く」「陸上部の練習もする」両方やってくれていたことが、仮入部員の辛いところだったと思います。そんな彼らの多大な努力もあり、当日は見事優勝。目標としていた全国大会へ行くことができました。チーム全員で勝てたことはとても嬉しく、他の部活から力を貸してくれた彼らには今でも感謝しています。

昨年、同大会に五島から2校が出場し、1位と僅差の2、3位と大活躍しました。
(2位は私の出身中学です)
今も怪我に悩まされている私にとって、地元の活躍はとても励みになります。
しかし、後輩に負けていられません。怪我で走れないどん底から抜け出し、結果を求めてまた頑張りたいと思います。

安川電機陸上部
林 慎吾