総じて人々得手不得手あり
合田 椋
こんにちは。入社2年目の合田です。
6月に入り本格的に暑さが増してきました。
暑さが苦手な私としては、一刻も早く秋が訪れないかと願うばかりです。
さて、本題ですが今回は合宿先での一コマについてご紹介します。
皆さんは合宿と言えば『キツイ』『苦しい』といった負のイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?
そうです。その通りです。
冗談です、、もちろん楽な訳ではありませんが「束の間」の休息や楽しみもあります。
そのうちの一つが合宿訪問先の文化や風土を感じられることです。最近は練習と練習の合間に様々な地に足を運んでいます。
今回は山口県萩市で合宿のため萩市出身の幕末の思想家、吉田松陰が主宰した私塾「松下村塾」に行ってきました。
伊藤博文、木戸孝允など明治維新を成し遂げた偉人たちを数多く輩出した趣ある塾に感銘を受けました。
敷地内に数多とある吉田松陰の金言の中で特に印象に残った言葉を紹介します。
『総じて人々得手無得手あり英雄の上にも無得手あり愚者の中にも得手あり其の得手を知ること人を試むるの要なり』
(どんな人でも得意とするものと不得意とするものがあるが、優れた英雄といえども不得意のものがあり、愚か者と考えられる人にも得意のものがある。その得意とするところのものをよく見極めて、伸ばしてやることが大事である。)
身分や階層に関わらず皆に平等に分け隔てなく接する事が出来る吉田松陰の器の大きさや、多くの弟子に慕われた理由がこの言葉から推察できます。
萩は激動の時代を生きた偉人やそれらを形成した文化、風情を感じる事ができる素晴らしい町でした。
合宿での練習はキツイですが、吉田松陰の言葉を胸に一日一日を大切にし練習に励んでいこうと思います。
皆さまも是非、歴史の町萩に行かれて見てはいかがでしょうか。