走り続ける縁

私が鶴崎工業高校に入学する時、同じくライバル校に1人の外国人留学生が入学しました。名前はマゴマ・ベヌエル・モゲニ。彼の能力は凄まじく、インターハイ優勝、国体制覇という実績でその強さは当時一番のものでした。

私はなんて運が悪いんだと思いながらも3年間で着実に力を伸ばし、高校3年次には北九州予選で5位に入りインターハイ出場の目標は達成できました。
もちろん1位はモゲニでしたが…

高校卒業後、モゲニは旭化成陸上部へ進み、私は東海大学へ。しかし4年後、安川電機陸上部で再会し、まるで不思議な縁に導かれたような感覚がありました。

再開時、モゲニは私のことを覚えていてくれて、その瞬間の嬉しさは言葉では表せないものでした。今度は安川電機陸上部で目標に向かって共に努力し、強くなっていこうと思います。