15歳のチャレンジャー
大畑 和真
走り始めて15年
中学生の時に陸上を始めて、気づけば人生の半分以上を共に過ごしてきました。
中学時代は県大会にすら出場することが出来なかったので、当時はここまで長く競技を続けられているとは思ってもいませんでした。
今年のニューイヤー駅伝が終わった際に、当時お世話になっていた中学時代の先生から労いの連絡をいただきました。
卒業してもう10年以上も経つのに、今でも変わらず応援していただけていることが何よりも嬉しいです。
実績も無かった中で、県内の強豪校に進学する志願をしましたが、もし違う選択をしていたら今の自分には絶対になれていなかったと思います。
今思えば無謀なチャレンジだったと思いますが、若さ故の怖いもの知らずだったのかもしれません。
当時の担任と、陸上部の顧問、副顧問だった先生方は反対することもなく僕を送り出してくれました。
あの時に自分の背中を押してくれた先生方には今でも本当に感謝しています。
そのおかげで学生時代には今でも切磋琢磨し合える仲間たちと出会い、陸上を始めた時には想像も出来なかった景色を見ることが出来ました。
年明けには大学時代のチームメイトたちと4年ぶりに再会しました。
少し大人びた人もいたり、相変わらずな人もいましたが、みんなと過ごすことで学生時代の気分を味わえてとても楽しい時間でした。
それぞれの道で頑張ってる姿を見ることが出来たので、僕自身もまた頑張ろうという気持ちでいます。
年度が変わるこの時期は別れの季節でもあり、新たな気持ちを持って再スタートを切る時期でもあります。
入社した時に在籍していた選手たちのほとんどが現役を引退してしまい、今残っているのは同い年の古賀だけです。
現役選手として走り続けることは簡単ではないと、毎年引退していく選手たちを見てきて年々感じるようになりました。
今年も選手として活動出来ることに感謝し、今まで以上の結果を残せる選手を目指そうと気を引き締める思いでいます。
毎年、年が明けた時に「今年はどんな年にしよう」と1つテーマを決めて過ごすようにしています。
今年のテーマは「チャレンジ」にしました。
僕の座右の銘でもある「挑戦なくして前進なし」という言葉もありますが、よりシンプルで尚且つ前向きになれる言葉で自分に合っている気がしています。
自分の競技生活を振り返ると、いつも最初から上手く出来たことなんてありませんでした。
でもチャレンジし続けることでもっと成長出来ると、これまで走ってきた日々が自分自身の可能性と信じる気持ちを与えてくれています。
「チャレンジ」を合言葉に、これまでの自分が見れなかった景色を見れることへのワクワクを感じると共に、成長の可能性を体現出来る選手を目指して今年は走り続けたいと思います。