運の本質
合田 椋
冬の寒さも和らぎ、日を追うごとに春の陽気を感じる季節になりました。
各所で桜も咲き始めたころ、あまりの可憐さにランニング中に目をとられ、小石につまずいてしまいました。
幸いにも怪我をすることはありませんでしたが、危うくこけそうになりました。「ついてないな~~~」
最近私生活においても、「ついてないな、運が悪いな」と思う事が多々あります。
(この桜のせいで、、、)
ところで、皆さんは運が良い方ですか?それとも悪い方ですか?
というか、そもそも運って何なんでしょう?かなりアバウトな観念で人それぞれ定義が違うと思います。
今回は、そんな運についてX(旧Twitter)で見かけたある方の発信や、本で得た知見を基に私なりの見解を書いていきます。
まず「運とは気づく力です。この気づく力は”感謝する力(=謙虚力)”と言っても過言ではありません。自分は大それた人間ではないと思うと
逆説的に日常に落ちてる小さな幸運に気づき大切にするのでチャンスをうまく生かす事が出来ます」ここまでの話を一回整理します。
冒頭で述べた小石につまづいた話、感謝する力(=謙虚力)が低い私の場合は、ランニング中に桜を見たせいで、小石につまづいて転びそうになり、危うく怪我をしそうになったので運が悪い。と解釈しました。
感謝する力(=謙虚力)が高い人の場合は、ランニング中にきれいな桜を見ることができ、なおかつ小石につますいたのに転ぶことなく怪我も回避できた、なんて運がいいんだ!と解釈します。
どうでしょうか。気づく力の差でこうも大きく物事の解釈が変わってきます。もちろん後者の方が良いですよね。
「感謝力が低いと、本来他人から自分はもっと貰えるはずだ。という慢心を導きます。その結果、社会や他人は何も与えてくれないという思想からチャンスに気づくことができず、より不運の連鎖に陥り、更に不平不満が増幅します」
例えば、感謝力の低いAさんが上司から仕事を振られたとします。Aさんが自分に見合ったスケールの仕事ではないと感じた場合、上司は自分にチャンスを与えてくれないと思考し(与えられたチャンスに気づかない)、上司に対して不満が生じます。その結果、その業務に対するモチベーションが湧かず成果も生まれない為、与えられたはずのチャンスを無駄にしてしまいます。
感謝力が高いBさんの場合、上司から仕事を振られた際、スケールの大小にかかわらずチャンスを与えてくれたことに気づき感謝します。その結果、業務に対するモチベーションが湧くことで成果を生みやすくなり、与えられたチャンスをものにします。さらには、上司も感謝されて悪い気はしないでしょうから、Bさんの人柄に惹かれ、よりスケールの大きな仕事を与えるといったポジティブなサイクルが生まれます。
ここまではXでの発信を一部参考にしました。ここからは本に書かれてあったものを一部抜粋します。
ある著書で「運は人が運んでくるもの」と書かれてあったのを目にしました。
これは先ほど述べた、気づく力と通ずるものがあると考えます。
さっきの例でざっくりと例えると、感謝力が低い人Aさんの場合は上司に不平不満が生まれ、その結果スケールの大きい仕事がまわってこない=運が運ばれてきませんでした。
感謝力が高いBさんは、上司に感謝することで人柄を買われ、スケールの大きな仕事を獲得することに繋がりました=人(上司)を介して運が運ばれてきました。
日常生活の中でも、普段から周囲に対して感謝の気持ちをを言動に起こす人(Bさん)のところに人が集まってくるのをよく見ます。感謝の気持ちを持たれた側は、Bさんに感謝の気持ちで還元したくなります。
例えば、どうしても行きたいアーティスト(BIGBANGとします)のライブチケットを譲って貰えたり、ずっと悩んでいた足の痛みを解消してくれる先生を紹介してもらえたり。
Aさんからしてみると、BIGBANGのライブに行けるなんてずるい!!チケットを譲ってもらえるなんてBさんは本当に運がいいなあ。となります。
運は普段の言動に紐づいているので、感謝力の低いAさんにはそういった機会はあまり訪れないでしょう。なぜなら、感謝を還元しようと思えないからです。
「運は人が運んでくるもの」初めはこの言葉の真意がわからず???状態でした。運は単なる偶然で自分の言動に左右されるものではないと考えていました。
「あの人はやたら運がいいなあ、うらやましいなあ、元々そういう星に生まれてきたんだろうなあ」と”ただの恵まれている人”と捉えていました。
しかし、本を読み進めるうちに何となくではありますが、言葉の真意が理解できるようになりました。
運がいい人はもともとそうだったわけではなく、当人の日頃の行いや周囲への接し方によってそうなっているのだと。
ここまでの話をまとめると「運がいい人」とは
①日常に転がっている小さな幸せに気づき感謝する力が高い人
②周囲が還元したくなるほど、周囲に幸福を与える力が高い人
の二つの資質を持ち合わせている人の事です。
なんて、こんなことを偉そうに書いていますが、このブログを書きながらふと、自分が全く上記2点を満たしていない人間であることに気がついてしまいました。。
今後の人生で、運を味方につけるためにも、再度自分の生き方について見直す必要があると感じています。
ここまで、私の意味の分からない記事を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
皆さまのもとへ素敵な運が運ばれますように。