小さな成長
佐藤 俊輔
こんにちは!入社3年目佐藤俊輔です。
入社してから3度目のトラックシーズンに入り時間の速さを感じている今日この頃です。
今回は自分自身が感じた「成長」について書きたいと思います。
「成長」と聞くと、大きな目標を達成したり、新しいスキルを身につけたりといった、目に見える成果を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。私も以前はそうでした。しかし、最近になって、日々の暮らしの中にある小さな変化こそが、自分を成長させてくれているのだと実感するようになりました。
たとえば料理です。これまでの私は料理といえば肉をフライパンで焼くか、冷凍野菜を電子レンジで温める程度でした。味は二の次で、「とにかく簡単に済ませたい」という考えで包丁など使ったこともありませんでした。
そんな私が料理をしようと思ったのはテレビを見ていたところ美味しそうな餃子特集があり、「作り方も簡単」と謳っていたためちょっと作ってみようかなと思ったのがきっかけです。初めて餃子を皮から手作りしたときのことは今でも印象に残っています。具材を混ぜて包む作業は思いのほか楽しく、焼き上がったときには達成感を覚えました。それ以来ハンバーグや鍋、カレーなど少しずつ作れる料理の幅が広がっています。
料理をする中で特に便利だと感じたのが、「ブンブンチョッパー」という調理器具です。ハンドルを引くだけで玉ねぎやニンジンなどの野菜があっという間にみじん切りになります。以前は下ごしらえが面倒で避けていた料理にも気軽に挑戦できるようになりました。このような便利な道具のおかげで、「料理=面倒な作業」というイメージが、「料理=ちょっと楽しいこと」へと変わりました。
また、車を購入して運転するようになったことも自分の意識に大きな変化をもたらしました。これまでは完全に歩行者としての視点しか持っていませんでしたが、運転者になってからは歩行者のマナーに敏感になりました。信号無視や急な飛び出しなど、自分が歩いているときには気づかなかった危険に運転席からはっきりと気づくようになったのです。立場が変わることで見える景色も変わり、ルールやマナーの大切さを改めて実感しました。
このように私の最近の変化はどれも劇的なものではありません。しかし、小さな「できた」や「気づいた」の積み重ねが、自分自身の成長につながっていると感じています。
成長とは何か大きなことを成し遂げることだけではないのかもしれません。昨日よりも少しだけ前に進んだ自分に気づけたとき、それこそが本当の意味での成長なのだと思いました。