マジシャンになった日
大畑 和真
こんにちは
入社4年目になりました、大畑和真です。
3月ぶりのブログ更新になります。
そろそろブログの担当月が迫ってくるということで、面白い内容のブログを書こうと意気込んでいたのですが、良いネタを用意することが出来ず。
今回は、陸上生活を振り返るブログを書くことにしました。
学生時代から知っていただいている方は懐かしい気持ちに、あまり陸上を観たことのない方は、このブログをきっかけに、少しでも陸上に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
「大畑マジック」
この言葉を聞いてピンときた方は、きっとコアな陸上ファンでしょう。
私には今でも忘れることのない、人生が変わるきっかけとなった大会があります。
大学4年生の時に出場した関東インカレ。この大会を機に「大畑マジック」という言葉が広まることになります。
初めは身内ネタとして使われていたこの言葉。それが次第に、ファンの方たちにも使われるまでになっていきました。
きっかけは、陸上部のTwitterから発信されたあるつぶやきからでした。
「大会当日は#大畑マジックをトレンド入りさせますよ」と。
私が実際にトレンド入りさせようと思っていたわけではありません。
大会前になると、私は不調であるかのような発言をすることが多々ありました。
それでも試合では良い走りが出来ていたことから、マジックと表現されていたのがこの言葉の由来です。
試合になると、練習以上の力を発揮出来るという謎の自信を私は常に持っています。
いつも不調アピールをしていたのですが、関東インカレ前は、自分でも手応えを感じるほど調子が良かったです。
箱根駅伝を除くと、個人としては初めての大舞台でした。
ハーフマラソンに出場した私は入賞を果たし、この言葉が少しずつ広まっていきました。
気になった方はTwitterで「#大畑マジック」と検索してみてください。
このハッシュタグには、学生時代を共に過ごしたチームメイト達との思い出がたくさん詰まっています。
久しぶりに学生時代の事を思い出し、懐かしい気持ちになりました。
私が今も現役選手として続けられているのは、この大会があったからこそです。
大学4年目は、長距離ブロックのキャプテンを務めていました。
走りで引っ張るタイプのキャプテンではありませんでしたが、この言葉のおかげで、その年のチームを象徴するチームカラーのようなものを築けた気がします。
個人だけではなく、チーム全体として注目してもらえるようになったことが嬉しかったです。
学生最後の箱根駅伝では、同期の坂東君(現:富士通所属)が給水をしてくれました。
その彼は、後に東京オリンピックの日本代表となります。
前回のニューイヤー駅伝で、私は彼と1年ぶりに再会しました。
しかし、お互い選手として走ることは出来ず、アンカーの選手のサポート役をしていました。
「来年は俺たちがこの舞台で活躍しよう」
大会の後に交わした言葉が、今もずっと心の中にあります。
調子の悪い時や苦しい場面になった時にこの言葉を思い出し、俺も頑張ろうという気持ちに奮い立たせてくれます。
陸上を通して出会った仲間の存在は、今でもかけがえのない存在です。
入社4年目となる今年、実業団でも再びキャプテンになりました。
前回のニューイヤー駅伝は、怪我で出走が叶わず本当に悔しかったです。
あの日味わった悔しさを忘れることなく今日まで走ってきました。
会社では部署の方だけでなく、他部署の方にもたくさん声をかけていただき、とても嬉しく思っています。
今年は強くなった姿を見せたいです。
元日は、皆さんがワクワクし、熱狂出来るような走りをお届けしたいと思います。
ニューイヤー駅伝での「マジック」にご期待下さい。