座右の迷?
北島 寿典
アンケートで 【座右の銘】を聞かれると、
何を書けばいいか毎回悩みます。
【座右の銘】の意味をネットで調べたところ、
【座右】「自分の座る場所のかたわら」「身近」
【銘】「しるす」「 刻む」「金属や石碑などに名を刻む」
つまり、
「いつも自分のそばに置いておく、重要な言葉」
みたいな意味だそうです。
私たち安川電機陸上部の選手プロフィールにも
【座右の銘】の欄があるので、
他の選手がどんな言葉を書いているのか見てみました。
①耐雪梅花麗 (20代/男性)
・・・どう読むのかもわかりません。
「ゆきにたえてばいかうるわし」と読むみたいです。
「厳しい雪に耐えてこそ、梅の花は美しく咲く」という意味だそうです。
元広島東洋カープ黒田博樹投手の座右の銘でもあるようです。黒田選手のようになれるといいですね。
②やり続ければいつかできる (20代/男性)
・・・これならすぐわかります。
夢があってとてもいいと思います。
うちの子供にもこの言葉を伝えたいですね。
③挑戦なくして前進なし (20代/男性)
・・・前向きですごくかっこいい、まさに「アスリート」といった言葉だと思います。
④人生は無難に (20代/男性)
・・・前の人の言葉とは真逆ですね。
同じチームでもいろんなタイプの人間がいることがわかって、面白いですね。
かく言う私の【座右の銘】 には、
「業の肯定」と書いています。
これは落語家 立川談志師匠の、
「落語とは人間の業の肯定である」という言葉からの引用なのですが、
「人間は欲深かったり、怠け者だったり、でもそれでいいじゃん!」
みたいな意味です。
この言葉を【座右の銘】にした理由は、
意味に共感したから、
ということはもちろんなのですが、
正直に言うと、
「立川談志の言葉を引用するなんて教養があるなあ」
と周りから思われたいという"見栄","虚栄心"からです。
『見栄を張る』なんていうのも、
まさに"人間の業"そのものですね。
(お酒を飲むのも"業の肯定"です)